ヨウム販売店の選び方と注意|ヨウムの飼い方

街をブラブラ歩いていた際に偶然見つけたペットショップで運命の出会いを果たし、ペットを衝動買いしてしまったという方も多いのではありませんか。

特にヨウムの場合、ペットショップの店員さんから「おしゃべりが得意で人懐っこく、温厚な性格なのでオススメですよ!」と紹介され、ついつい購入してしまったという方や美しい容姿に一目惚れしてしまったという方も多く、いざお迎えしてみると、やたらと咬みついたり、ふわふわと白い粉(脂粉)が舞ったり、ケージ内のフンを投げつけてきたりと散々な目に遭っている方も少なくありません。

さらに、ヨウムに関する知識が乏しいために、悪徳業者から病気の個体を売りつけられたりすることも多々あります。

ヨウムは、知能が高く、温厚で人懐っこい性格をしており、大型種のなかでも比較的鳴き声が小さいといわれておりますが、実際は人見知りしやすく、繊細で神経質な性格をしています。また、鳴き声も大型種の中では小さいという意味であり、セキセイインコやカナリアなどと比べると、大きく、朝夕の呼び鳴きでご近所さんとのトラブルの原因になる場合もあります。

ヨウムをお迎えする場合は、飼い主自身もこうしたヨウムに関するノウハウを身に付けておく必要があるのですが、ヨウムを取り扱っているペットショップの店員さんやブリーダーも彼らの生態を熟知したうえで、ヨウムのメリット・デメリットをお客さんに伝えるのが基本となります。

ふらりと立ち寄って一目惚れし、店員さんやブリーダーがオススメと言ったからといって安易にお迎えするのは厳禁です。

そこで、今回はヨウムをお迎えする際の優良販売店の選び方や注意についてご説明します。

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ヨウムをお迎えする際の優良販売店の選び方

ヨウムをお迎えする場として最も利用される場所が、犬や猫、ハムスターなど様々な種類の動物を取り扱っている「ペットショップ」です。
しかし、ペットショップといっても優良と悪徳の2パターンありますので、注意が必要です。

まずペットショップに入った際、動物たちが生き生きとしているかを確認してください。そして、ヨウムのもとへ行き、目の輝きや羽の艶、鼻孔やお尻周辺が汚れていないかなどを観察し、ケージ内を動き回っていたり、おもちゃで遊んだり、しっかりごはんを食べているかどうかを見てください。

健康な個体であることが明確になったら、店員さんにヨウムに関する質問をたくさんしましょう。

このとき、ヨウムの生命保証をしてくれるかどうかも確認することを忘れてはいけません。

すこしでも戸惑うようならば、そのペットショップでは購入を控えた方が良いでしょう。

鳥専門のペットショップの場合、鳥に関する知識が豊富で常に相談にのってくれます。

鳥専門というだけあり、病鳥の見分け方や鳥の前歴、性質などについても熟知しているので、鳥の飼養初心者の方にオススメのショップと言えます。

また、鳥をお迎えする際に生命保証を提供しており、獣医師のもとで健康診断をするようオススメしてきます。

購入する際は、生命保証や保証内容を確認しておきましょう。

ブリーダーからヨウムをお迎えしようとお考えの場合、ヨウム一筋で繁殖を行っている方が多いので、ヨウムのプロフェッショナルとも言えます。

ペットショップと異なる点は、飼い主へのアフターサービスが充実しているところです。初めてヨウムを飼養する際に直面する悩みや問題の解決策も分かりやすく教えてくれるので、とっても安心です。

ただし、日本国内でヨウムの繁殖を行っている方は極少数ですので、もしかしたら、今現在はヨウムのブリーダーが居ない可能性がございます。

他にもレスキュー団体から譲り受けるといった方法もございます。

レスキュー団体からヨウムをお迎えしようとお考えの方は、アニマルシェルターや鳥類のレスキュー団体に電話で問い合わせるのがオススメです。

複雑な性格をしているヨウムは、里親に出されるケースも少なくないので、地元のアニマルシェルターに登録しておくと良いでしょう。

ただし、里親に出されるというだけあって、一癖も二癖もある個体です。献身的で優れた忍耐力を持っている方でなければお迎えするのは難しいでしょう。

ヨウムは、年々個体数が減少しており、2016年にはCITES (ワシントン条約)に登録されるのではないかと言われています。

そのため、海外との取引は一切禁止されているので、国産のヨウムを取り扱っているペットショップやブリーダーのもとを訪れるようにし、野生種である可能性がある場合は、速やかに退店しましょう。

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