オカメインコのオスメス見分け方|オカメインコの飼い方

ヒトに性別があるように、イヌやネコ、そして鳥類にも性別があります。
そのため、ヒトによっては「オスを育てたい!」「メスをお迎えしたい」とこだわりを持った方々も大勢いらっしゃいます。

特におしゃべりや芸を教えたいという場合はオスがオススメされることが多く、オカメインコやセキセイインコなどの飼鳥の世界ではオスに人気が集中しています。

もちろん、メスにはメスの良さもありますので、ワンパクなオスとクールなメスを番で飼養される方も少なくありません。

そこで、今回はオカメインコのオスとメスを見分け方についてご紹介したいと思います。

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オカメインコの雌雄判別方法とは?

オカメインコをはじめ、鳥類はヒナの段階ではオスとメスの見分けるのがとても難しく、専門家やショップの店員さんでも間違えてしまうことがあるほどです。
しかし、オカメインコの場合、オス・メス関係なく温和で懐っこい性格ですので、特別性別にこだわりの無い場合はどちらをお迎えしても問題ありません。
また、中にはオスなのにメスのような行動をとったり、オスのような体格をした個体もおりますので、初めてオカメインコをお迎えする方はオカメインコに関する知識が豊富な愛鳥家やショップの店員さんに確認してもらうと良いでしょう。

では、オスとメスそれぞれの特徴をご紹介します

オスのオカメインコ

●外見
オスのオカメインコの容姿は、個体や品種によって異なりますが、ノーマルグレーやシナモンの場合は顔全体が鮮やかな黄色をしているのが特徴です。
オスは成長することで、ヒナのときにあった尾羽裏の模様が消え、ルチノーの場合は目視できないほど薄くなります。
オスのオカメインコといえば、頬にある鮮やかなオレンジ色のチークパッチが印象的なのですが、ホワイトフェイスなど品種によってチークパッチが現れない個体や色彩が薄い個体もおりますので、雌雄を見分ける際の目安として覚えておくだけに留めておきましょう。
パールの場合、オスは男性ホルモンが分泌されたことによって美しい模様が消えてしまうのですが、老鳥になると男性ホルモンの分泌が止まるため、再び美しい模様が現れます。

●しぐさ
換羽を迎える生後4か月から5か月のオスのヒナは、頻繁に囀るようになり、なかには口笛や電子音などに反応してモノマネをする個体も現れます。
発情期が近付くと「ウキョキョキョキョキョ…」と変わった声で鳴きますが、これはオスのオカメインコが歌うラブソングですので温かい目で見守ってあげましょう。また、止まり木で飛び跳ねたり、ダンスを踊ったりすることもあります。
また、「鯵の開き」と呼ばれる独特なポーズをとるのもオカメインコのオスならでわです。
発情期が絶頂期に達すると、おもちゃや飼い主の手に腰をこすり付けて擬似的な繁殖行動を行う場合があります。

●性格
オスのオカメインコの性格は、ヒトに喩えると「やんちゃな小学校3年生の男児」に近いです。とっても好奇心が旺盛で、遊んだりイタズラしたりとワンパクな一面を持っています。
しかし、人見知りが激しく、臆病な性質も有しているため、こういった一面を見るためには、飼い主である貴方と深い絆で結ばれるまで表しません。
カラッとした後腐れのない部分もありますので、一緒に居て飽きないパートナーと言えます。

メスのオカメインコ

●外見
メスのオカメインコはヒナをそのまま大人にしたような地味な羽色であり、頬のチークパッチはオスと比べると薄くてぼんやりしています。
また、頭部の色彩もグレーにほんのりと黄色が混ざったような色をしているのが特徴です。
もちろん、色変わりでもこの特徴は受け継がれており、ホワイトフェイスでもぼんやりとした顔色をしています。
メスとオスの見極めポイントは「尾羽裏の模様」です。メスの場合、成鳥になっても尾羽裏にくっきりと縞模様が残ったままですので、オスとメスの区別がつかない場合は尾羽裏を確認してみてください。ですが、オスの若鳥の場合、個体差によって生後6か月から1年半経過しないと模様が消えない場合がありますので、性別にこだわりたいという方は専門知識を持った専門家やショップ店員に相談して確認してもらいましょう。

●しぐさ
メスはオスに比べて大人しく、頻繁に鳴きません。繁殖期でもラブソングを歌うことがないので、集合住宅にお住いの方はメスをお迎えする方が多い傾向にあります。
ただし、発情期になると姿勢を低くして尾羽を上げる交尾姿勢をしたり、翼を大きく広げて逆さまにぶら下がるといった行動をとる場合があります。

●性格
メスのオカメインコは、ヒトに喩えると「上品な20歳前半のお姉さん」といった感じです。冷静沈着で物静かな一面と大胆で情熱的な一面を持っており、気持ち1つで性格がコロコロ変わる気まぐれ屋さんです。
ちょっぴり神経質な部分もあるため、絆を深めた相手であっても一定の距離を保つところがあります。オスとは異なり、独立心が旺盛なので、ヒトが大好きであっても、ケージから出す時間が短い場合は手に乗らなくなってしまうことがあるので、気を付けましょう。
また、一緒に遊ぶよりも1人で遊ぶことが好きなので、彼女が喜ぶおもちゃを購入して喜ばせてあげましょう!

オカメインコのオス・メスの見分け方は素人にはとても難しいことです。

特に生後間もないヒナは専門家であっても見極め成功率50%と言われており、遺伝の組み合わせ表を用いて行われることもあります。
どうしても性別にこだわりたいという方は、知識をしっかり身に着け、専門家やショップ店員と相談してからお迎えするようにしましょう。

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