オカメインコの性格や寿命と価格|オカメインコの飼い方

大人しい性格に愛らしいほっぺが魅力のオカメインコについてご紹介します。

分類:オウム科オカメインコ属
体長:33cm前後
体重:80~100g前後(体格により適正体重は増減します)
価格:平均20,000前後。ヒナまたは人気の品種は35,000円前後で購入可能です。
寿命:18年から20年ほど

野生での生活

オカメインコは主にオーストラリア内陸部に生息しており、群れを成して生活しています。オカメインコが愛玩鳥として飼養されるようになったのは、今から200年ほど前と言われています。

オカメインコは頭頂部から尾羽の先端まで含めると鳩と同等のサイズになりますが、実際はヒヨドリ科に属する鵯と同等のサイズとなります。
オウム科の中で最も小さい個体として知られており、尾羽が全長のほぼ半分を占めています。

野生のオカメインコはオーストラリアにあるステュート国立公園など乾燥した環境で生活しています。そのため、日本の高温多湿の気候がとても苦手です。

オカメインコは水源のある場所に巣を作ります。オカメインコはとても臆病で怖がりな性格のため、頭上を鳩が飛んで行っただけでも20羽ほどで鳩を追いかけて退治します。水を飲んだり、餌を食べたりする際は長時間かけて着地するエリアを見回り、意を決して近付こうとするのですが、ほんのちょっと勇気が足りず、再び警戒に戻るというのを1時間ほど繰り返します。

オーストラリアが冬になる6月から9月にかけて渡りを行うオカメインコの集団は、オーストラリア南東部に在るシドニーなどの沿岸都市部にやってきます。
オカメインコは、なんとオーストラリア最速を誇っており、飛行スピードと敏捷性に優れています。

野生のオカメインコは、地表に落ちている穀物やアカシアの種子、フルーツ、樹皮をメインに摂取していますが、稀に小型の昆虫や芋虫などを食べます。
オカメインコは時として麦畑やトウモロコシ畑を集団で襲うため、農家の方々からは害鳥扱いされることもしばしばあります。

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オカメインコの性格と特徴

オカメインコはセキセイインコやコザクラインコと並び、たいへん人気の高い飼鳥です。
オカメインコは愛情に満ち溢れており、聡明で個性的な鳥類です。そして争い事が大嫌いな性格をしています。
オウム科に属していますが、大きな声を張り上げて鳴いたりしないので、マンションやアパートにお住いの方でも安心して飼養することが可能です。

オカメインコの頭頂部には、オウム科の証である立派な冠羽があり、精神状態によって冠羽を立たせたり寝かせたりして、現在の心境をヒトへ伝えます。

オカメインコの雌雄を区別する方法は、尾羽の模様や顔の模様で判別します。原種の場合、オスの頬にあるチークパッチが鮮やかであり、メスは尾羽の内側に縞々の模様が存在します。
ですが、近年オカメインコも色変わり品種が多数誕生しており、純白の色素が抜け落ちたパイドや黒色色素が欠乏したルチノーなどは専門家の方に雌雄を判別してもらった方が良いでしょう。

オカメインコは好奇心が旺盛にも関わらず、非常に臆病な性格のため、真夜中に大きな物音を立ててしまったり、地震などの自然災害に見舞われるなど、予期せぬことが起こってしまうと、オカメパニックを引き起こします。オカメパニックを引き起こした際は、適切な処置を施し、オカメインコを安心させてあげましょう。

ヒインコ同様、ヒトに馴れやすいので、ヒナから生育させなくてもコンパニオンバードとして育てることが可能です。
オカメインコのオスは、ご機嫌なときは心地良い囀りを聞かせてくれます。オカメインコのメスは、とても大人しくて飼養しやすいと言われています。しかし、時に大きな声で鳴くので、注意しましょう。

言葉を覚えさせたいという方は、オスを飼養しましょう。ですが、言葉よりも口笛の方が覚えるのが早い傾向にあります。

オカメインコをこれから購入しようとお考えの方は、オカメインコの生態について学び、しっかりと知識を身に着けてから購入するか否かを決断しましょう。

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