ヨウムお迎え数日間の注意|ヨウムの飼い方

ヨウムに関する知識も身に付け、ケージや必需品の用意、家族からの十分な理解が得られた方は、いよいよヨウムをお迎えするための最終段階になります。

ヨウムは、知能が高く、活発でフレンドリーなコンパニオンバードですが、神経質でデリケートな一面もあり、人見知りをします。

そのため、ヨウムをお迎えした数日間は新しい環境に慣れさせるために飼い主は、責任を持って管理をする必要があります。

では、飼い主ならば知っておきたいヨウムをお迎えした初日の行動と数日間の注意事項をご説明します。

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ヨウムをお迎えした数日間の注意事項

神経質でデリケートな一面を持つヨウムを初めてお迎えした飼い主は、彼らに新しい環境に慣れてもらうため、2日から3日ほどそっとしておきます。

ヨウムは変化を苦手とする鳥類ですので、新しい環境に移った初日から放鳥を始めたり、長時間のしつけを行ってしまうのはNGです。

ヨウムたちはあなたにお迎えされるまで、生まれてからずっと同じ場所で親代わりの人に愛情をたっぷり注がれて幸せな時間を過ごしていたのに、突然見ず知らずの人に連れ去られ、新しい家に入れられて「ここが新しいお家だよ」と言われるのです。

変化を嫌うヨウムにとっては、心身へのダメージが大きく強いストレスを与えてしまうことになります。

特に若いヨウムの場合、ヨタヨタとした動作をとることがあります。これは新しい環境に慣れていないためにぎこちない動作になってしまっているのです。

お迎えしたばかりの時は近づきすぎず環境に慣れさせる

野生で生活しているヨウムたちは、こういった環境の変化による変わった行動をとりません。それどころか、とても優雅で自身に満ち溢れています。

人間世界で暮らすヨウムたちは、自然界に存在しない物体がゴロゴロと転がっており、生活術を身に付けるため、どうしてもぎこちなくなってしまいます。1日でも早く新しい環境に慣れてもらうためには、ケージをヨウムが安心して過ごせる場所に設置し、フードカップやおもちゃなどを取り付けてからヨウムを入れましょう。

新鮮な食事と水を与え、数時間はヨウムが居る部屋に誰も近付けないようにします。

数時間後、おやつを与えてみて、食べたり、音を立て始めたら、環境に慣れてきた証拠です。しかし、差し出されたおやつに興味を示さず、怖がっておもちゃの後ろへ隠れてしまった場合は、慣れるまでもう少し時間がかかりますので、辛抱強く待ちましょう。

徐々に慣れてきたら、優しい言葉であなたや家族の自己紹介をしてください。このとき、騒いだりしてはいけません。

お迎えして1日から2日ほど経過したら、ケージからヨウムを出して、一緒に遊んでやりましょう。

幼鳥をお迎えしたときの注意

幼鳥をお迎えした場合、止まり木、もしくは、ケージサイドからそっとすくいあげるようなかたちでヨウムを外へ出してやります。このとき、ヨウムが足指をギュッと巻き付けている可能性がありますので、無理に出すのは厳禁です。

雛をお迎えした場合、まだステップアップという意味を知らないので、手を差し出した際に「ステップアップ」という言葉をかけ、手に乗ることを覚えさせてゆきましょう。

ヨウムをお迎えした初日は、とにかく新しい環境に慣れさせることがポイントです。

また、新しい環境に慣れたとしても、数日間は互いの絆を深めるために優しくゆっくりとコミュニケーションを取ってゆくことが大切です。

ヨウムは、よく咬みつくので、お迎えした最初の数週間は、たとえ咬まれても騒がず、平静を装うことができれば、はつらつとした活発な性格のヨウムとなることでしょう。

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