ヨウムのケージの置き場所|ヨウムの飼い方

ヨウムの住まいとなる素敵なケージを購入したら、室内のどこにケージを置くのかを決めましょう。

ヨウムをはじめ、セキセイインコやオカメインコ、ハクタイオウムにカナリア、九官鳥など全てのコンパニオンバードに言えることですが、ケージの置き場所は彼らの幸・不幸を大きく左右するとても重要な問題ですので、飼い主さんたちはケージ選び以上に真剣に考えなければなりません。

そこで、今回はヨウムが幸せに過ごせるケージの置き場所をご紹介します。

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ヨウムが好むケージを置く部屋とは?

ヨウムをお迎えする際、飼い主さんは必ず彼らの生態や習性、性格などに関する知識を身に付ける必要があるため、既に彼らがどのような環境を好むのかをご存知の方も大勢いらっしゃるかと思います。

ですが、ここでもう1度彼らが好むケージを置く部屋について復習しておきましょう。

ヨウムはヒトと触れ合うことがとても大好きなコンパニオンバードですので、ケージを置く部屋は、団欒の間やリビングなど大勢のヒトが集まる場所がオススメです。

ですが、ヨウムは神経質で用心深い性格の持ち主が多いので、多くのヒトが忙しく行き交う通路に置くのはオススメできません。
どのご家庭にも、ほどよい静けさと大勢のヒトが集まる場所は必ず1ヶ所あるはずですので、その場所にケージを置くようにしましょう。

また、ヨウムも人間と同じように個体ごとに性格が異なりますので、極度の人見知りをする繊細で臆病な性格の子もいます。そういった性格の子をお迎えした場合は、積極的に大勢のヒトと触れ合う機会を増やしてやることで、人見知りを解消させることができますので、それぞれの性格に合った場所を見つけることも大切です。

ヨウムが好きなのは家族が集まる場所

よく新米飼い主さんがやってしまう過ちが、ケージをガレージや子ども部屋などに置いてしまうことです。
飼育する動物によってはできるだけ静かな場所に置く必要がありますが、ヨウムの場合は人気のない場所を嫌いますので家族が集まる部屋がベストです。

そのため、掃除が楽だからと言ってガレージにケージを置いてしまうと、群れを恋しがり、飼い主であるあなたやご家族を必死に呼びます。また、ガレージは新鮮な空気や太陽光、温度や湿度管理も難しい場所ですので、ヨウムが病気を発症するリスクが高まります。

また、元気いっぱいの子どもたちが過ごす子ども部屋にケージを置いてしまうと、日中は子どもたちが学校へ行っていて静寂になりますが、それ以外の時間帯は騒がしすぎてしまうため、その環境の変化にヨウムたちがついてゆくことが出来ません。また、子どもたちは用事が無い限り自分の部屋にいませんので、室内が暗い時間帯が増えてしまいます。

ヒトと触れ合うことが大好きなヨウムにとっては、子ども部屋は地獄となってしまうでしょう。

他にも、寒暖の差が激しくて洗剤やスプレーなどの化学製品を頻繁に使用するお風呂場やキッチンもヨウムにとっては好ましい場所ではありませんので、リビングとキッチンが1つになったお部屋にケージを置く場合は、キッチンから出来る限り遠い場所に置くようにしましょう。

ケージは部屋の隅に置くとヨウムが喜ぶって本当?

ヨウムのケージを置く部屋が決まったら、今度はケージの置き場所を決めましょう。
基本的にヨウムなどのコンパニオンバードのケージを置くスペースは、隙間風の当たらない部屋の四隅と決まっています。

なぜ、部屋の隅にケージを置かなければならないのかと言いますと、鳥類は危険を察知すると後方へ逃れようと考えます。ケージを部屋の中央に置いてしまうと、ケージ周辺が空間ばかりで逃げる場所がありません。

しかし、部屋の隅にケージを置くことで空間が無くなり、鳥たちは安心感を得ることができるのです。

また、なかには隙間風が入らない部屋が無いという方もいらっしゃると思います。
その場合は、ケージの傍に衝立(ついたて)を設置する、もしくは、透明なアクリル板を隙間風の当たる部分に取り付けると良いでしょう。

どうしても部屋の中央にケージを置きたいというのであれば、ケージ周辺に毒性の無い安全な観葉植物を置くのがオススメです。
たったこれだけで、ヨウムたちは空間が無いことへの安心感と植物によるリラックス効果を同時に得ることができます。

ただ、観葉植物の葉がヨウムの嘴に触れてしまうと、あっという間に剪定されてしまいますので、放鳥される際は特に注意してください。

ケージを部屋の隅に置く際の注意点

ケージを部屋の隅に置く場合、ヨウムに外の景色を見せてあげようと窓に近い場所にケージを置く方もいますが、用心深くて神経質な性格の持ち主が多いヨウムにとって、窓越しに猫や犬、猛禽類の姿が見えたり、自動車やバイクなどが通り過ぎる音などは、生命を脅かす恐怖の対象となります。

そのため、毎日ビクビクして過ごすようになり、常に警戒態勢でいなければならなくなってしまうため、気を休めることが出来ません。
人間も緊張状態が長く続く環境で生活していると精神が蝕まれ、生活に支障をきたしてしまいますよね。

ヨウムも人間と同じように、常に警戒態勢でいることは、寿命を縮めることになりますので、窓が見える部屋の隅に置くのは避けましょう。

また、窓の近くにケージを置いてしまうと、太陽の強い日差しによって暑気あたりを引き起こす場合がありますので、どうしても窓の近くにケージを置きたい場合は、ケージがとても大きくて、一部分が壁際に届くものがオススメです。ただし、窓の正面にケージを置かないように気を付けましょう。

パティオやポーチでヨウムを育てたい場合は?

なかには、ヨウムをパティオ(中庭)やポーチ(玄関先を屋根で覆った部分)で育てたいという飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、屋外でヨウムを育てるのは、とても危険な行為です。

なぜならば、人間の世界で暮らしているヨウムたちは外敵に対して無防備ですし、腹を空かせたアライグマやアポッサムが本気を出したら、あっという間にケージは壊れてしまいます。

それに、ヨウムは年々個体数を減らしている鳥類ですので、彼らが生息している全ての国々に対し、野生ヨウムの取引全面禁止案を2016年南アフリカのヨハネスブルクで開催されるCITES締約国会議にて提案し、採決が行われることになっています。

そのため、ヨウムを盗もうと考える泥棒もおりますので、本当にヨウムのことを大切に思っているならば、屋外でヨウムを育てるのは避けましょう。

ですが、なかには数羽のヨウムを巨大なケージへ入れ、囲いのあるパティオやポーチで育てている方もいます。
この場合、ヨウムは常に仲間と共に居られるため寂しくありませんし、泥棒もケージが大き過ぎて手を出すことが出来ませんので、盗難予防にもなります。

ただし、パティオにケージを置く場合は、必ず2重網仕様にしなければなりません。
2重網仕様にすることで、ヨウムたちを外敵から守ることができるからです。

賢い害獣たちは、ケージの編目からヨウムたちをバラバラに引き千切ることができますので、こうした対策はとても重要となります。

しかし、寒暖の差が激しい日本では、ヨウムの健康を考えて、室内で育てることを真剣に検討されることをオススメします。

今回はヨウムが幸せに過ごせるケージの置き場所をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

知能とコミュニケーション能力の高いヨウムは、人間と触れ合うことが大好きなコンパニオンバードなので、世界中の人々から人気があります。
ですが、とてもデリケートで臆病な性格の持ち主ですので、ちょっとした物音や外敵が目に入るとビクビクしてしまいます。

飼い主さんは、彼らが幸せに過ごせるよう、ケージの置き場所を真剣に考え、決してヨウムに寂しい思いをさせないように配慮しましょう。

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