コンパニオンバードとは|インコの飼い方

今や空前のインコブームとなっており、インコに関するグッズやスイーツなどが続々と考案され、話題となっています。特にインコアイスは、インコ独特のバターのような穀物のような何とも言えない癖になる香りが堪らないと人気を集めています。

皆さんはインコと言われ、パッと頭に思い浮かぶのは、水色の羽に真っ白な頭のセキセイインコではないでしょうか。セキセイインコには様々なカラーがあり、黄色×緑のノーマルグリーンや先ほどもご紹介した水色×白のオパーリン、緑色と青色のコントラストが美しいレインボーなどカラーバリエーションが豊富で国内外から高い人気を誇る飼鳥です。

セキセイインコだけではなく、飼鳥に属する鳥類はコンパニオンバードやラブバードなどと呼ばれ、犬や猫同様、ヒトが生活してゆくうえで伴侶として密接な関係を築くことが出来ると言われており、別名「伴侶動物」と呼ばれています。

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コンパニオンバードの意味

コンパニオンバードとは?

コンパニオンバードとは、別名「伴侶動物」と呼ばれており、犬や猫と共に注目を集めています。ですが、全ての飼鳥がコンパニオンバードと呼ばれているわけではありません。コンパニオンバードとは、ケージで飼育されているインコやオウムなどといった飼鳥種の中でもヒトに触れるのが大好きで懐っこい性格を持つ個体のことを表します。
コンパニオンバードの多くは人為的に羽の色彩が改良されており、セキセイインコをはじめ、文鳥やコザクラインコ、オカメインコなど手乗りとしてヒナのときから飼育されている品種に多い傾向となっています。
今までの飼鳥はケージの中に入れ、その見た目の美しさと心地良いさえずりに愉悦するだけの愛玩動物でしたが、今ではケージから出して、直接触れて遊んだり会話を楽しんだりするコンパニオンバードへと変化し、生まれたときから触れ合っているヒトを仲間だと信じ、ヒトと触れ合うことに喜びを感じ、共に生きようと懸命に私たちを支えてくれます。
そのため、高齢化や少子化の進む日本では犬や猫と共にコンパニオンバードの需要が高まっているのです。

コンパニオンバードとラブバードの違いとは?

コンパニオンバードとは、籠の中で愛でるのではなく、ヒトと触れ合い共に生きることを目的とした飼鳥ですが、ラブバードとはどのような違いがあるのでしょうか。

ラブバードとは、コザクラインコやボタンインコはコンパニオンバードとは異なり、社会性が高く、信頼を寄せた相手へたっぷり愛情を注ぎ、深くて堅い絆で結ばれる特徴を持っています。ラブバードのラブとは、「agape」というギリシア語の愛を表す単語と鳥を表す「ornis」から命名されています。

コンパニオンバードとは、ヒトと触れ合うことで喜びを感じる飼鳥なのですが、特に大型のインコ類は知能が高く、器用なため会話や芸を覚え、ヒトとのコミュニケーションを取ることが可能です。

一方、ラブバードはつがいで飼育するとヒトへの愛情の注ぎ具合は減少しますが、ラブバード同士の幸せそうな表情や表現を確認できるので見ているこちらもほっこりします。もちろん1羽で買うことも可能ですが、その場合、ラブバードから注がれる愛情をヒトが受け止め、それに見合う愛情をラブバードに注ぐ必要があります。そういった意味ではコンパニオンバードの気質を持っていると言えるでしょう。

コンパニオンバードとは、ヒトと触れ合うことで共に生きてゆく喜びを与えてくれるベストパートナーです。ヒトのようにスラスラと会話することは出来ませんが、悲しいときはそっと寄り添い、楽しいときはともに笑い合える素敵な存在です。
特にヒナのときから大切に育てられたコンパニオンバードはヒトが大好きな傾向にありますので、コンパニオンバードとラブラブな生活を送りたいという方は、正しい知識を身に着けた上、ヒナから育ててみるのもよいでしょう。

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