英国王チャールズ2世の愛人フランセス・スチュアートは、慎重さを感じさせる目と真紅の美しい尾羽、鋼の鎧のような美しいグレーの羽根に包まれた美しい大型インコ「ヨウム」を飼っていたと言われており、今でもそのヨウムの剥製を見ることができます。
ヨウムといえば、5歳児並みの知能を持ち、コミュニケーション能力の高い人懐っこい印象がありますが、実際は人見知りしやすく、とても繊細で臆病な性格の持ち主です。
さて、そんなヨウムですが、オスとメスでは性格にどのような違いがあるのか気になりますよね。
そこで、ヨウムのオスとメス、それぞれのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
オスとメスの性格の違いについて
ヨウムの性格ですが、大きく分けて「陽気な性格」と「根暗な性格」の2つに分けられます。
根暗といっても悪い意味ではなく、物事に動じず、環境の変化にも強いという意味になります。
ヨウムの大まかな性格は、基本的に上記の説明どおりの2パターンに分けられるのですが、実際は性別や個体によって若干異なるため、お迎えする際は、あなたとの相性の良いヨウムをお迎えするのがポイントとなります。
ヨウムは単一形の鳥類ですので、オスとメスでは外見自体に大差はありません。
しかし、オスの方が白い肌が露出している部分が長く、彫が深いのが特徴です。
一方、メスは露出している部分が浅く、丸いのが特徴です。素人目では、この区別が付きにくく、雛のうちは判別するのが難しいため、ヨウムを専門とするブリーダーやペットショップの方に判別してもらいましょう。
オスとメスでみる性格の違いは?
ヨウムの場合、オスもメスも愛情を注いで触れ合うことで最高のパートナーとなることには変わりありません。
しかし、オスの方が若干攻撃的であり、メスの方が大人しいと言われています。
ですが、これも個体差があり、メスでも攻撃的な個体はたくさんいます。
また、メス=大人しいと言われておりますが、裏を返せば神経質で環境の変化に敏感であるということになります。
オスもメスも一長一短ですので、お迎えする際は、ヨウムの性格をしっかり熟知しておき、あなたのライフスタイルに合わせた個体をお迎えするのがオススメです。
ヨウムをお迎えする際、どうしても性別にこだわりたいというのであれば、痛みの少ない簡単なDNA検査を受けるのが良いでしょう。
ヨウムは、オスとメスでは、正確に大差がありません。
どちらも5歳児並みの知能を持っておりますし、言葉を覚えたり、芸を教えることもできます。
繁殖目的でないならば、性別にこだわる必要はありませんので、あなたと心を通わせることが出来そうなヨウムを探し出し、最期まで責任を持って飼養することができる環境を整えてからお迎えするようにしましょう。