インコやオウムをお迎えする準備が整い、室温や湿度、日当たりに関する知識を身に着けたところで、今回は「バードルーム」の必要性についてご説明します。
バードルームとは、複数の鳥類や声量の大きい鳥類を飼養する際にあると便利な鳥専用の部屋のことです。
大型のインコやオウムを複数飼養する方はあまりおりませんが、小型や中型のインコやオウムを複数飼養される方も年々増加しており、リビングにケージを置くスペースを確保することが困難になってきたという方がしばしばおられます。
そこでオススメなのが、バードルームです。
バードルームを作るメリットとは
バードルームを設けることで、飼鳥たちに快適な室温や湿度、日照時間の管理が安易になり、鳥たちとヒトの居住スペースを確立させることで互いの健康管理が行いやすくなります。さらに、声量の大きいインコやオウムを飼養している方は、防音素材を壁に張り、彼ら専用のバードルームを提供することで近隣の方へのご迷惑も予防することが可能です。
哺乳類である犬や猫などの動物はヒトと生活を共にしていても基本的には問題ありませんが、鳥類の場合は生活環境を分けた方が良好な関係を築きやすくなると言われています。
しかし、部屋を丸々1つ飼鳥へ明け渡すことはなかなか出来ることではありません。
もし、バードルームを設けたいという方は、飼い主の居住スペースの一部分に既製の室内用温室を用意し、そこへ飼鳥を放っておくと喜ぶでしょう。室内用温室はバードルームとしてだけではなく、ヒナや病鳥の管理にも使えるので、1つ購入しておくことをオススメします。
中には夜遅くまで仕事をしなければならない方もいらっしゃるかと思います。
そういった方は、インコやオウムが生活するスペースを確保し、防音もしくは吸音素材のボードを用いることで彼らを起こすことなく作業を行うことが出来ます。
他にもベランダに既製のサンルームを完備させ、バードルームを作るなど様々な方法がありますので、貴方の生活スタイルに合わせたバードルームを作って、鳥たちを安心させてはいかがでしょうか。