インコオウムの健康と餌|インコを長生きさせるための食生活

これからインコをお迎えされる方や今後インコやオウムをお迎えしようとご検討されている方にとって、彼らの健康管理はとても重要になります。

特に食事は人間と同じく、健康なからだづくりには欠かせないものですので、家族の一員となるインコやオウムたちを少しでも長生きさせるため、お迎えする前に食事に関する知識を深めておく必要があります。

そこで、今回はインコの健康と食事の関係と重要性について、また長生きさせるための食生活をご説明します。

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インコやオウムの健康と食事の関係性について

インコやオウムも人間と同じように、生活習慣や食生活によって体調を崩したり、病気になったりします。

そのため、飼い主さんは彼らが健康で長生きできるよう、食餌の内容や与え方に関する知識を事前に身に付けておくことがたいへん重要になります。
特に気を付けなければならないのが「肥満」です。

よくペットを溺愛するあまりおやつを与え過ぎてしまったり、高カロリーな食事を与える飼い主さんも多いですが、これは間違った食事の与え方であり、確実にインコやオウムの寿命を縮めてしまいます。

人間だけだと思っていたメタボリックシンドロームという病気は、インコやオウムなどのペットたちにも起こる病気ですので、彼らを健康で長生きさせるためには、肥満にならないように配慮しましょう。

また、インコやオウムはダイエットをしても、すぐにリバウンドしてしまう体質ですので、食事管理だけではなく、適度な運動やストレス発散方法など肥満の原因となる問題が起こらないように注意しましょう。

もうひとつ、インコやオウムにとって肥満と同じくらい危険な状態が「痩身 (そうしん)」です。

インコやオウムの標準か肥満かというのは、生まれつきの骨格によってそれぞれ異なりますので、インコやオウムの飼育本などに記載されている体重よりも重いからと言って肥満だと決めつけるのは、よくありません。

例えば、オカメインコの平均体重は90gから100gだと言われておりますが、80g前後がベスト体重という個体もいれば、遺伝的に骨格が大きいため110g前後が標準体重という個体もいます。

お迎えしたインコやオウムの骨格や標準体重を知るには、鳥類専門の動物病院または鳥類の受診可能な動物病院にて健康診断を受けた際、獣医師さんに確認しておくと良いでしょう。

肥満も痩身もインコやオウムにとっては非常に危険な問題ですので、飼い主さんは彼らが食事をきちんと摂っているか、食べ過ぎていないかといった食事の様子をしっかり観察し、異常が見られる場合は手遅れになる前に速やかに動物病院で診てもらうようにしましょう。

インコやオウムの長寿の秘訣とは?

お迎えしたインコやオウムたちを健康で長生きさせるためには、

1.普段から体重測定と体調管理をしっかり行うこと
2.フンの状態を確認すること
3.止まり木に止まっている姿勢をチェックすること
4.好みの食餌を知っておくこと
5.日光浴をさせること

他にも、温度管理や生活習慣、鳥かごのサイズなどが挙げられますが、最低でも上記に挙げた5つの項目を守ることが出来れば、家族の一員となったインコやオウムたちを長生きさせることができます。

しかし、ご紹介した5つの項目のうち、飼い主さんが最も注意しなければならない項目が1つあります。

それは「1.普段から体重測定と健康管理をしっかり行うこと」です。

目に見える肥満や痩身ならば、ベテランの飼い主さんたちも柔軟に対処することができるのですが、隠れ肥満の場合は手の打ちようがありません。

隠れ肥満は外見に表れず、体重測定を行ってもあまり変化が見られないため、気付かずそのまま放置してしまうと、脂肪肝・高脂血症・羽毛の変形及び変色・嘴の出血斑・嘴が伸びてくる・肝機能低下・心疾患・動脈硬化などの病気や症状を引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。

隠れ肥満かどうかを知るためには、血液検査をしなければならないため、普段から太らせないように食事管理や適度な運動、ストレス発散をさせるように心掛けましょう。

今回はインコの健康と食事の関係と重要性、また長生きさせるための食生活についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

インコやオウムを長生きさせるためには、普段からしっかり彼らの様子をチェックし、少しでもおかしな部分が見られるようならば、ネットや書籍に頼るのではなく、手遅れになる前にかかりつけの動物病院で診てもらうようにしましょう。

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