オカメインコが安心できるケースの場所とお留守番|オカメインコ

オカメインコが安心して暮らせるケージの置き方

オカメインコは、温和で優しくて懐っこい性格のコンパニオンバードですが、臆病でガラスのようなハートを持った小心者でもあります。

そのため、地震や騒音、強烈な光などを感じると「オカメパニック」を引き起こし、身体を傷付けてしまう可能性があります。また、オカメインコもセキセイインコなどと同じく、常に番もしくは群れで生活している鳥類ですので、長い時間ひとりぼっちにさせてしまうとストレスを溜めこみ、問題行動や病気を誘発する場合もあります。

そこで、今回はオカメインコが安心して暮らせるケージの置き方についてご説明したいと思います。

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オカメインコが安心して暮らせる環境とは?

家族の一員となったオカメインコが快適に安心して暮らせる環境は、彼らの野生で生活していた環境に近付けることです。
ですが、完璧に野生環境にすることは出来ませんので、室温と湿度を野生環境に近付けるとオカメインコたちも過ごしやすくなります。

オカメインコたちは、オーストラリアの内陸部に生息しており、

・最高気温は25度から33度
・最低気温は12.7度から18,7度
・1日の日照時間は9.7時間
・午前9時の湿度38%から45%
・午後3時の湿度23%から36%

ですので、理想は室温27度から28度を維持するようにしましょう。

ですが、どうしても室温を安定させることができないという方は、最低でも20度以下・30度以上にならないようにこまめに温度計を確認して室温を一定に保つようにしましょう。
しかし、病鳥の場合は室温を医師の指示に従って高めに設定するなど状況に応じて変化させる必要がありますので、室温及び湿度管理には充分ご注意ください。

オカメインコの適温適湿が一定に保てる環境作りが完了したら、今度はケージを配置する場所を決めましょう。

オカメインコに限ったことではありませんが、飼鳥のケージは風通しが良く、直射日光の当たらない場所に配置するのが鉄則です。
また、オカメインコの場合、地震などの微かな揺れでパニックを起こす可能性があるため、安定したどっしりタイプのヒトの目線以下胸部以上棚の上に置くのがオススメです。

鳥類はヒトよりも高い位置にケージを置くと、自分は人間よりも偉いと思い込み、攻撃的になり、低い位置にケージを置くと敵に襲われるという本能が働くため、臆病な性格に拍車がかかり、気の弱い性格になってしまいます。

オカメインコのケージを配置する場所は、騒音や強い光が差し込まない落ち着いた空間に配置しましょう。テレビやコンポなどが置いてある居間などに置くのはもってのほかです!
オススメは大切なお客様をお通しする応接室のような静かで落ち着いた空間です。もちろん、ひとりぼっちにさせないように、頻繁に訪れる場所に置くことも忘れてはいけません。

オカメインコは、うるさい場所は嫌いですが、ヒトが集まる賑やかな場所は大好きなので、ヒトの集まる賑やかな場所であり、太陽の柔らかい光が差し込む風通しの良い静かで一定の温度と湿度が保てる場所にケージを置くようにしましょう。

オカメインコにお留守番をさせるには?

ヒトは生きるために働かなくてはなりません。しかし、オカメインコたちには働くという概念がないため、飼い主さんが自分を置いてどこかへ出かけてしまうことにストレスを感じます。
では、オカメインコにストレスを感じさせないようにお留守番をさせるにはどうしたら良いでしょうか?

オカメインコなどの飼鳥たちは、ある程度大人しくお留守番することが可能です。
しかし、夜遅くに帰宅する方の場合、オカメインコが居る室内の電気をいきなり点けてしまうとパニックを起こしたり、ストレスを与えてしまう可能性がありますので、明暗感知センサーが搭載された照明を購入しておくことをオススメします。
ただし、この場合1つ注意しなければならないことがあります。オカメインコたちは1日に12時間以上照明器具の灯りを浴びると繁殖行動をとる場合があります。事前に深夜に帰宅することが分かっている場合は、極力この照明を使用しないようにしましょう。

オカメインコを留守番させる際、オカメインコのケージが置いてある隣の部屋にラジオもしくはテレビを配置し、日中1時間ほど音が流れるようにタイマーをセッティングしておくことで彼らのストレスを解消することができますので、外出される際は必ずタイマーをセッティングしてゆきましょう。

よく「飼鳥をお迎えすると旅行へ行けない」と言われますが、1泊から2泊の短期旅行ならば、お留守番させても良いと言われています。
ただし、飼鳥の体調によっては自宅でお留守番させるよりもペットホテルを利用した方が安全な場合がありますので、臨機応変に対応しましょう。
また、外泊する際は、餌や水などはたっぷり用意しておき、飼鳥が餌入れや水入れをひっくり返しても良いように2つずつ配置しておきましょう。そして、室温と湿度を一定に保てるように冷暖房を設置し、照明やラジオ、テレビはタイマー付きのものを事前に購入し、彼らがパニックを起こしたり、ストレスを溜めこまないように配慮しましょう。

今回はオカメインコが安心して過ごせるケージの配置についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
オカメインコをはじめ、飼鳥たちはとても繊細な生き物ですので、外出する際は彼らが寂しくないように対策をとってから出掛けるように心掛け、ペットホテルやペットシッターを活用しながら、上手に生活しましょう。

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