オカメインコには、ノーマルグレーと呼ばれる原種の他にヒトの手によって誕生した色変わり品種のルチノーやシナモン、レセッシヴ・シルバーなど様々な種類が存在します。
そのため、これからオカメインコをお迎えしようとお考えの方は、どの子をお迎えしようか悩んでしまいますよね。
しかし、オカメインコの場合、身体の羽色・身体の模様・顔の色彩の3つの要素を組み合わせることによって品種や種類が決まるため、オカメインコに詳しい方ならば見分けることができますが、知識の無い方が変わった色彩のオカメインコを見た場合、「これはオカメインコの新種なのでは!?」と勘違いしてしまうこともしばしばあるそうです。
そこで、今回はオカメインコの品種とそれぞれの特徴についてまとめてみましたのでご覧ください。
オカメインコの品種とそれぞれの特徴について
オカメインコの種類を区別する際、身体の羽色・身体の模様・顔の色彩の3つで見分けます。
【身体の羽色】
オカメインコの身体の羽色は、原種を含め合計7色ございます。
では、それぞれの羽色をご紹介します。
ノーマルグレイ | ダークグレーを基調とした羽色。原種のトレードマーク。 |
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ルチノー | メラニン色素が欠如しているため、全体の羽色がクリーム色をしている品種。 |
シナモン | 原種に近いが、メラニン色素が茶色に変色しているため、淡い茶色の羽色を持つ品種。 |
シルバー | 原種の羽色を淡くし、美麗な光沢を放つ銀灰色の品種。 |
ファロー | メラニン色素が弱まり、リポクローム色素の方が強く発現したことで黄色の色調が強まった品種です。眼の色が赤いのが特徴です。 |
アルビノ | 2つの色素が欠如し、身体の羽色が雪のように真っ白な品種。 |
オリーブ | 淡いグレーと黄色が混ざり合い、淡いオリーブのような羽色を持っている品種。 |
【身体の模様】
オカメインコの身体の模様には、大きく分けて「パイド」と「パール」に分けられるのですが、近年「パールパイド」と呼ばれる新たな模様も登場し、現在は3タイプに分けられています。
それでは、それぞれの模様の特徴をご紹介します。
パール | グレーの部分に細やかに立つ波のような模様が現れている種類。 |
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パイド | グレーの部分に大きな斑模様が現れている種類。 |
パールグレイ | パイドのグレー部分にパール模様が現れている種類。 ※2つの遺伝子が組み合わさって生まれる模様だと言われています。 |
【顔の色彩】
オカメインコの顔の色彩は、原種の「ノーマル」を含め、合計4パターンございます。
それでは、オカメインコの顔の色彩に関する特徴をご紹介します。
ノーマル | 原種です。オカメインコの原種は成鳥の場合、オスとメスでは顔の色彩が異なり、オスははっきりとした黄色の色彩と鮮明なオレンジのチークパッチとなっており、メスは淡いグレーの色彩に黄色が混ざったくすんだ色彩と不鮮明なチークパッチが特徴です。 |
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イエローフェイス | 原種です。オカメインコの原種は成鳥の場合、オスとメスでは顔の色彩が異なり、オスははっきりとした黄色の色彩と鮮明なオレンジのチークパッチとなっており、メスは淡いグレーの色彩に黄色が混ざったくすんだ色彩と不鮮明なチークパッチが特徴です。 |
ホワイトフェイス | 原種です。オカメインコの原種は成鳥の場合、オスとメスでは顔の色彩が異なり、オスははっきりとした黄色の色彩と鮮明なオレンジのチークパッチとなっており、メスは淡いグレーの色彩に黄色が混ざったくすんだ色彩と不鮮明なチークパッチが特徴です。 |
パステルフェイス | オカメインコのシンボルであるチークパッチの色彩が淡いオレンジ色に変化したタイプ。ノーマルよりも薄く、イエローフェイスよりも濃いので、パステルフェイスの境界線は曖昧なものとなっています。 しかし、遺伝形式はイエローフェイスとは全く異なるので、気になる方は店員さんに「常染色体劣性遺伝」かどうかを尋ねると良いでしょう。 |
今回はオカメインコの品種とそれぞれの特徴についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
次回はオカメインコの種類それぞれの特徴に関する情報を細かくご紹介したいと思います。