オカメインコのライトの必要性と日光浴|オカメインコの飼い方

オカメインコをはじめ、インコやオウムなどほぼ全ての鳥類は日光浴をすることでビタミンD3を体内で合成します。
そのため、鳥類にとって日光浴は健康に過ごすための重要な行動の1つとなっています。

野生の鳥たちは常に太陽の光を浴びて生活しているので常にビタミンD3が体内で合成されているのですが、ヒトに飼養されているオカメインコやセキセイインコなどの飼鳥たちは室内で生活しているため、自身のタイミングで日光浴を行うことができません。

ビタミンD3とは、カルシウムの吸収に必要な成分です。カルシウムは頑丈な骨を作るために必要な栄養素ですので、不足するとカルシウム欠乏症を招く可能性があります。
そのため、1日数回は必ず日光浴をさせるのが望ましいのですが、無理ならば週に最低4日各数十分間は日光浴をさせるようにしましょう。

しかし、どうしても日光浴をさせることができないという方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、太陽光ライトを活用することをオススメします。
では、どのライトがオススメなのかをご紹介します。

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飼鳥にオススメの太陽光ライトをご紹介

太陽光ライトとは、通常の蛍光灯よりも太陽光に近い波長を有するライトのことです。
通常の蛍光灯は4500ケルビンなのですが、太陽光に近い波長を有するライトの場合、5500ケルビンですので、ほぼ太陽と同じと言えます。
現在購入できる太陽光ライトは、アメリカのデュロテスト社製の「True-Light(トゥルー・ライト)」になります。日本では「Vita-Lite」という名で販売されており、とってもユニークなねじれた形状の蛍光管です。15wから110wまで幅広く販売されており、15wの場合1本4800円ほどで販売されています。
他にも電球のソケットに取り付けることができる「スパイラルライト」や60wで2400円の「PlantLite」なども販売されています。
しかし、この電球には1つ問題があり、照明効果は3年ほど持つのですが、UVB放射効果は6か月以上1年未満で効果が無くなってしまうため、最低でも6カ月毎に買い替える必要があります。
近年、植物育成用ライト「ZooMed lguana light5.0」なども販売されていますが、紫外線が強過ぎますので、鳥類への使用は避けてください。

できるだけ自然の太陽で日光浴を

オカメインコなどの飼鳥の日光浴のためにライトを代用する飼い主さんも大勢いらっしゃいますが、ある研究機関が行った対照実験の結果、人口太陽源による効果はさほど期待できないという研究結果が発表されました。

しかし、過被曝による害が少ないので、今でも使用している方は大勢いらっしゃいます。

オカメインコを長生きさせたいとお考えの方は、ライトは非常用として購入しておき、出来る限りケージを外に出して、自然の太陽の光を浴びせてあげましょう。

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