オカメインコに合ったケージのサイズや素材とは？
オカメインコをお迎えするにあたり、必ず必要となるのが彼らの居住区となる「ケージ」です。
ケージといっても、カラフルな塗装が施されたものやシルバーのシンプルなデザインのもの、さらには大小さまざまなサイズのケージが販売されており、どのタイプを購入したら良いか悩みますよね。
そこで、今回はオカメインコが快適に生活することができるケージのサイズや素材についてご紹介したいと思います。
オカメインコが快適に過ごせるケージの選び方
オカメインコをはじめ、飼鳥たちが長時間過ごすことになるケージは、ヒトでいうと「マイホーム」と同じです。
そのため、彼らが快適に過ごせるように体格や性格に合ったケージを用意しておく必要があります。
オカメインコの場合、体長およそ33cmと中型に分類されるため、小型のセキセイインコに比べると体格が大きく、彼らと同じケージで飼養するのはオカメインコたちにとっては窮屈で過ごしにくい環境となります。
また、同じ中型に属しているヒインコやアケボノインコは尾羽が比較的短いのですが、オカメインコは尾羽が非常に長いので、尾羽がケージの底に付かないように配慮しなければなりません。
ケージを購入する場合、お迎えする飼鳥の成鳥サイズ×1.5倍が理想的と言われており、オカメインコの場合、最低でも37cm×42cm×51cmのケージを用意するようにしましょう。
将来番で飼養したいという方や巣引きしたいという方は46.5cm四方のケージで高さが2倍あるロングタイプを購入しておくと安心です。
オカメインコなどの中型サイズ以上の飼鳥になると、ケージ内を飛び回ることはほぼありませんので、歩行や飛び移りなどの運動がしやすいものを選ぶと良いでしょう。
さらに、オカメインコは臆病な性格上、パニックを起こしやすいため、ケージで翼を大きく広げても怪我をしないサイズが必要ですので覚えておきましょう。
オカメインコにオススメのケージ素材
オカメインコが快適に過ごせるケージを見つけたら、次はどのような素材が使用されているのか確認しましょう。
現在はピンクやブルーなどカラフルな塗装が施されたケージやシンプルなシルバーのケージまで様々なデザインのケージが販売されているため、どのケージを購入しようか悩んでしまいますよね。
オカメインコはケージをかじる習性があります。そのためカラフルに塗装されたケージを購入してしまうと万が一、塗装が剥がれてオカメインコの口に入ってしまうと生命の危険に関わる可能性があるため、出来る限りさけましょう。
また、塗装が施されていないケージだからと言って安心してはいけません。通常、ケージは亜鉛メッキが施されており、長年使っていても錆びず、お手入れも簡単に行うことが可能となっています。
しかし、近年アメリカで鳥類の亜鉛中毒問題が大きく取り上げられており、剥げないパウダーコート塗装が施されたものやステンレス製のケージを使用するように喚起されています。
日本国内ではケージによる中毒症状などの症例は報告されておりませんが、オカメインコをお迎えする際は、ケージのサイズだけではなく、使用されている素材にも着目して選ぶようにしましょう。