オカメインコの品種別特徴|ファロー・シルバー

ファロー

ファローとは、「レセッシヴ(常染色体劣性遺伝)」のオカメインコです。
1971年にアメリカのフロリダ州にてブリーダーのコレクションに加わったことで、世界各国に広まった種類ですが、誕生したのは1960年頃のオーストラリアだと言われています。

シナモンの色調が淡色になった個体をファローと呼ぶのですが、ルビーのように真紅な目を持ち、リポクローム色素の働きによって鮮やかな黄色の羽毛に包まれ、頬のチークパッチも鮮明に現れているので、とても印象的なオカメインコです。

成鳥になっても赤目のままで、嘴や足もルチノーのようにピンク色をしています。
ファローとは、日本語で「くすんだ淡い黄色」という意味となります。

スポンサーリンク

オカメインコの品種シルバー

シルバー

シルバーには、「優性遺伝」と「レセッシヴ(常染色体劣性遺伝)」の2タイプあり、優性遺伝を「ドミナント・シルバー」、レセッシヴを「レセッシヴ・シルバー」と呼びます。

ドミナント・シルバーは、別名「イングリッシュダイリュートシルバー」や「SFDS(シングルファクター)」、「DFDS(ダブルファクター)」と呼ばれており、1979年のイギリスで誕生した個体です。

一方のレセッシヴ・シルバーは、別名「アッシェン・シルバー」と呼ばれており、1960年代のニュージーランドにて初めてブリードされたのですが、子孫を残すことが出来ず、1970年頃に欧州でブリードされたものが、現在のレセッシヴ・シルバーの祖先と言われています。

ドミナント・シルバーは、シルバー遺伝子を1つ有している種を「シングルファクター」、2つを「ダブルファクター」と分けており、黒目でダークグレーの嘴と足を持っており、後頭部が帽子を被っているかのように濃いのが特徴です。
また、SFのなかでも特別色彩の薄い個体を「プラチナ」と呼び、人気があります。

レセッシヴ・シルバーは、赤目でピンクの嘴を持っており、原種とほぼ変わらないダークグレーから白銀色の幅広い色彩の羽色を持っているのが特徴です。

今回は10種のオカメインコの品種別特徴をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
オカメインコには他にも顔の色彩によって、イエローフェイスやパステルフェイスなどもおりますが、今回は代表的な種類の特徴をまとめさせて頂きました。
是非、これからオカメインコをお迎えしようとお考えの方は、彼らそれぞれの特徴をしっかりと把握し、ご自身に合った品種を迎えて、最期までしっかりお世話をしてあげましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする