ルリゴシボタンインコの性格や寿命と価格|ボタンインコの飼い方

カラフルな身体と白く縁どられた目が愛らしいルリゴシボタンインコについてご紹介します。

分類:インコ科ボタンインコ属
体長:4cm前後
体重:40~60g前後(体格により適正体重は増減します)
価格:30,000円前後 ※彩色及び個体により異なります。
寿命:7年から12年ほど

野生での生活

ルリゴシボタンインコが初めて野生で発見されたのは1800年代の終わりのことです。ルリゴシボタンインコの学名は「Agapornis fischeri」と言い、ドイツ人の探検家グスタフ・フィッシャー氏にちなんで命名されました。

ルリゴシボタンインコは背中と胸部、そして雨覆い羽が鮮やかなグリーンをしており、首回りはゴールデンイエローをしています。そして、頭部に近付くにつれダークオレンジになります。
頭頂部はオリーブグリーン、嘴はライトレッド、尾羽は表面がパープルまたはブルーの羽がちらりと見られます。目の周りには白いリング状の模様があり、とても美麗な鳥類です。

ルリゴシボタンインコは、ボタンインコ属が生息地域とするアフリカ大陸東部に在るタンザニア・ケニア・ウガンダにまたがる淡水湖のヴィクトリア湖南部及び南東部のみ生息する鳥類です。旱魃(かんばつ)の際は、湿り気を帯びた環境を求めルワンダまたはブルンジなど西の方角へ移動する場合もあります。

ルリゴシボタンインコは標高1100mから2200m付近で小規模な群れを形成し、生活をしています。真一文字の素早い飛行をし、羽音をたてて飛びます。草原で隔たれた草木の茂った樹木に住んでいます。声の調子が高いため、非常にさわがしく感じます。
ルリゴシボタンインコは植物の種子や果物をはじめ、トウモロコシや粟など多様性に富んだ食事を行うため、ときに害鳥として扱われることもあります。

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ルリゴシボタンインコの性格と特徴

ルリゴシボタンインコは現在遺伝的に異なる形質を有する個体との交配及び色変わり品種などが誕生したことで野生のルリゴシボタンインコの姿を見ることが難しいと言われています。そのため、これ以上の個体数減少を食い止めるために1992年より輸出許可の発行が停止されています。 

ルリゴシボタンインコを購入希望の方は、飼育下で繁殖された種であるか否かを確認する必要があります。野性のルリゴシボタンインコは自然保護及び倫理的な問題以外に人工繁殖によって誕生した種よりも病気にかかりやすく、死亡するリスクが高い傾向にあるからです。

ルリゴシボタンインコはコザクラインコやボタンインコ同様、ラブバードと呼ばれており、1羽で使用すると最高のコンパニオンバードとして生涯尽くしてくれます。番で使用する場合はパートナーと深い愛情で結ばれ、仲睦まじい様子を観察することが出来ます。その際、ヒトへの興味が無くなりますので、単なるお世話係となってしまうでしょう。
ルリゴシボタンインコなどのラブバードはパートナーとの相性をとてもこだわります。そのため、番で飼養する際はパートナー選びを慎重に行う必要があります。

コンパニオンバードとしてルリゴシボタンインコを飼養したいという方は、自宅を開けがちな方や幼いお子様がいらっしゃるご家庭は避けた方が良いでしょう。
ルリゴシボタンインコはパートナーへ愛情をたっぷり注ぎますが、注いだ分だけヒトも愛情を注ぐ必要があります。そのため、ルリゴシボタンインコが愛情の注ぎ具合が足りないと感じた際は突然噛みついたり、毛引き症を患う危険性があります。

また、愛情を独占したがるので破壊力のある嘴で愛情の独占を邪魔するモノを必要に攻撃します。さらに野生での生活でもご紹介しましたが、ルリゴシボタンインコの鳴き声は騒音となりうるため、マンションやアパートでの飼養は避けるべきです。
ルリゴシボタンインコは雄雌の区別が存在しませんので、見極めるのは専門的な知識の方にお願いすると良いでしょう。

ルリゴシボタンインコを使用したいとお考えの方は、持ち家であること、仕事などで長時間留守にしないこと、家族や恋人のいらっしゃらないことが条件となります。そのためルリゴシボタンインコを中心とした生活となるので、愛鳥家でなければなかなか飼養することは難しいと言われています。

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