いよいよインコやオウムをお迎えするときがやってきましたが、貴方のご自宅は飼鳥の飼育に相応しい環境に整っていますか?
初めてインコやオウムを飼育される方のために、ここで飼鳥が気持ち良く生活出来る環境の作り方をご紹介したいと思います。
インコやオウムが生活しやすい環境とは?
インコやオウムが生活しやすい環境とは、いったいどのような状況かご存知ですか?
インコやオウムが快適に生活出来る環境というのは、彼らの性質や習性を理解することが重要となります。
例えば、オーストラリアやアフリカ大陸に生息しているインコやオウムたちは乾燥した環境を好みますが、熱帯降雨林地帯に生息しているオウムたちはある程度湿度のある環境を好みます。
このように生息地によって様々ですので、以前飼育していた方も飼養する際には注意が必要です。もし、彼らの好まない環境で飼育してしまった場合、ストレスが溜まったり、病気にかかりやすくなります。最悪の場合、寿命が縮まってしまう可能性があります。
もちろん、飼い主である貴方にも生活がありますから、飼鳥の生活環境に100%近付けることは出来ません。では、どうしたら良いのでしょうか。
インコやオウムにとって快適な環境というのは、彼らの野生生活に近い環境を作ることです。まずは、これから飼養を検討しているインコやオウムの生息地域を調べ、平均気温や湿度、日照時間、そして、インコやオウムが野生下でどのような生活を送っているのかを調べます。
【野生下の生活でのチェックポイント】
1.どんな環境で生活をしているのか。
2.群れを作り、渡り鳥として生活しているのか。それとも、小規模のコロニーを形成して限られた地域をテリトリーにして生活をしているのか。
3.どんな食べ物を食べているのか。
4.彼らの生活環境で自生している植物はどのようなものなのか。
最低でもこれらの項目は押さえておくようにすると、これから自宅にやってくるインコやオウムと今後どのようなお付き合いをしたら良いかもおのずと見えてきます。
鳥類の中にはヒトの言葉を理解し会話を楽しむものやヒトのモノマネをするもの、芸を覚えるもの、美しい囀りで癒しをもたらすものなど、種によってその魅力が異なります。
しかし、これらを覚えてもらうことは、彼らの好む環境を提供し、お世話をしたり、一緒に遊んだりして絆を深めて得られるご褒美のようなものです。
彼らとの絆を深めるまでの道のりは長く険しいため、最初の段階で匙を投げてしまいたくなる方もいるでしょう。ですが、彼らをお迎えする以上、彼らが天命を全うするまでしっかりとお世話をし、たっぷり愛情を注いであげることが飼い主の責任でもありますので、決して安易な考えで飼育するのは避けましょう。