オカメインコ身体の仕組み|呼吸器系と消化器系|オカメインコの飼い方

オカメインコをはじめ、鳥類の呼吸器系はとても複雑な構造になっています。
鳥たちは、骨の中にまで空気を行き渡らせるため、身体全体が「含気骨(がんきこつ)」と呼ばれるつくりとなっています。

鳥類の呼吸器系の特徴として、ヒトには無い「気嚢(きのう)」と呼ばれる器官があります。
オカメインコをはじめとする鳥たちは、空を飛びまわることができますが、飛翔行為はたいへん重労働であり、肺だけでは酸素の供給が間に合わず、死に至ります。
それを防ぐために鳥たちの身体の中には空気を貯蔵するための器官「気嚢」が備わっているのです。

気嚢によって、肺へ酸素が永続的に供給されるようになり、長時間飛翔することが可能となっています。
また、鳥たちは体温が高いにも関わらず、汗を一切かきません。
しかし、気嚢の働きによって、常に体内の温度を正常に保つことができるよう排熱を行ってくれるので、自身の体温によって死に至ることはありません。

この気嚢という器官は、とても複雑な呼吸器として知られており、体内の至る部位の隙間に存在しているため、一度病原性微生物が入り込んでしまうと、身体の隅々までウイルスや細菌類が行き渡ってしまうため、健康そうに見えても身体は病に蝕まれている可能性があるので、信頼できる医師のもとで定期的に検診を受けるようにしましょう。

では、続きまして消化器系についてご説明します。

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オカメインコの消化器系

オカメインコをはじめとする鳥類は、全て消化器系・泌尿器系は進化の過程で軽量化されており、大腸が極端に短く、膀胱が無いのが特徴です。
そのため、鳥たちはこまめに排泄をしなければならず、飼鳥として飼養されているインコやオウムたちのケージは1日1回必ず清掃する必要があります。

他にも鳥たちにはヒトとは異なる身体の特徴を有しています。
いったいどの部分がヒトと異なるのでしょうか。

【くち】
鳥たちは身体を軽くするために、歯がありません。鳥類の祖先と言われる始祖鳥には嘴に歯があることが明らかにされているのですが、進化の過程で失われ、今ではその面影も残っていません。また、食べ物を飲み下しやすくするために分泌される唾液ですが、消化能力にはあまり影響を与えず、水分添加が主な役割となっています。

【食道】
食べ物を飲み込むための器官です。途中に「そ嚢」と呼ばれる器官があるのが特徴です。

【そ嚢】
食道にある袋状の器官のことを「そ嚢」と言います。そ嚢は、別名「餌袋」と呼ばれており、食べ物を一時的に保管するための器官ではないかと言われていますが、最近ではそ嚢には摂取した穀物をふやかすための役割があるのではないかと言われており、研究されています。そ嚢は湿気と温度によって微生物の繁殖が著しいため、炎症を引き起こして病気になってしまう鳥たちも多くおりますので、これから飼鳥をお迎えする予定の方はご注意ください。

【線胃】
ヒトは胃袋を1つしか持っておりませんが、鳥類は胃が前胃と後胃と2つに分かれており、前胃の方を「線胃」と呼びます。こちらの胃では、酸とぺプシンを分泌し、餌と混ぜ合わせることで消化を促します。

【筋胃】
筋胃とは、後胃の正式名称で、別名「砂嚢」や「砂肝」などと呼ばれています。
強靭な筋肉で覆われている筋胃では、摂取した餌が胃酸と呼ばれる酸とペプシンと混ぜられたものが運ばれ、本格的な消化開始する器官です。
ここではケラチン質の堅硬な部分があるため、粒餌をすり潰すことが可能となっています。さらに「グリット」と呼ばれる砂粒がこの器官に溜めこまれているため、これらを用いて堅い穀物などを粉々に砕いてゆきます。

【小腸・膵臓・肝臓】
鳥類たちは膵臓が生成した膵液と肝臓が生成した胆汁を用いて小腸で化学的な消化を行うと同時に栄養素の吸収も行います。膵臓は環状の十二指腸に挟まれた形状をしており、肝臓のサイズはヒトと同じく消化器系のなかで最大サイズを誇ります。

【大腸】
鳥類の大腸は、非常に短いため、排泄物を溜めておくことができません。その理由は、排泄物が体内に溜まってしまうと質量が重くなり、飛行が困難になるからです。そのため、消化及び吸収が完了した後は直ちにフンとして体外に排泄されます。

【盲腸】
有用微生物を体内で繁殖させ、体内生理に良い影響を与える器官です。しかし、オウム目の鳥たちには盲腸は無く痕跡がわずかに残る程度です。

【総排泄腔】
大腸から直腸を経由し、辿り着くのが総排泄腔という器官です。この器官は泌尿器系や生殖器系と一体化されており、肛門から外部へと排泄されます。

今回はオカメインコをはじめとする鳥類の身体の仕組み「呼吸器系と消化器系」についてご説明させて頂きました。
鳥類と哺乳類の身体に関する違いを知っておくことで、彼らがかかりやすい病などを学ぶことができるため、これから飼鳥を迎えする方はしっかり知識を付けておきましょう。

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