オカメインコに合ったケージ内の備品~止まり木の選び方~
オカメインコに合ったケージを見つけたら、いよいよ本格的な準備に取り掛かります。
まずは、ケージの次に大切な「止まり木」についてご紹介したいと思います。
大抵、ケージを購入すると1本おまけとして付いてくる止まり木ですが、オカメインコの場合、止まり木は上段奥に1本、下段餌入れ前に1本の計2本用意する必要があります。
また、止まり木を設置する際、オカメインコが飛び移ることができる間隔で配置するのが鉄則です。ですが、自宅にお迎えして1週間以内、または、まだ環境に慣れていないという場合は、餌入れ前に1本設置するだけに留めましょう。
まだ環境に慣れていないオカメインコのケージ内に2本止まり木を設置してしまうと、奥側の止まり木が避難場所となってしまうため、餌を全く食べなくなったりしてしまう可能性があるからです。
また、初心者の方がやってしまいがちなのが、止まり木同士が重なってしまい、下の止まり木がフンまみれになってしまうというミスです。止まり木を複数配置する際は重ならないように配慮しましょう。
オカメインコが喜ぶ止まり木のサイズや素材
ケージを購入した際におまけで付いてくる止まり木は、セキセイインコ専用のサイズとなっており、中型のオカメインコからすると細すぎて止まることができません。
オカメインコが心地よく止まることができるサイズの止まり木は、18mmから20mmの丸棒ですので、お迎えする前に取り換えておきましょう。
ですが、個体によって体格差がありますので、太さの基準はオカメインコが止まった際に指が円周の2/3をがっちり握れる太さになるものを選ぶようにしましょう。
もしも、自宅に同じサイズの角材があるならば、角を取って丸くし、手作りしてあげるのもオススメです。
手作りの止まり木を作る際、最低でも以下の2つには注意を払ってください。
・同じ太さの止まり木を用意しないこと。
・オカメインコと相性の悪い天然木を使用しないこと
同じ太さの止まり木を複数用意してしまうと、いつも同じ部分が触れてしまうことになるため、趾瘤症(しりゅうしょう)と呼ばれるタコが出来てしまう可能性があります。
ですので、出来る限り止まり木の太さにメリハリを付けることが大切です。
オカメインコのために、程よいサイズのカシ・サクラ・ヤナギなどの生木を見つけてきた方は、そのまま使用するのではなく、1晩水に漬け込み、流水でしっかり洗ってから煮沸消毒を行って天日干しでしっかり乾かしてから使うようにしましょう。
また、毒性のある樹木はぜったいに使用しないようにしてください。
今回はオカメインコに合ったケージ内の備品「止まり木の選び方」についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
止まり木はケージの次に大切なアイテムです。オカメインコたちが気持ち良く生活できるよう、飼い主さんは彼らに合ったサイズや素材の天然木で作られた止まり木を事前に準備しておき、快適に過ごせる空間を提供してあげましょう。