飼鳥をお迎えする準備として、ケージ・エサ入れ・止まり木、そしておもちゃなど飼養に必要な道具を全て買い揃えてホッとしている方、実はまだ買い残しているものがあります。それは、インコやオウムの健康管理グッズです。
インコやオウムなどの鳥類は、身体の調子が悪くてもそういった素振りを一切出しません。そのため、異変に気付いたときには既に手遅れだったというケースも多く、毎年多くの飼鳥たちが生命を落としています。
そのため、インコやオウムを飼養する際は、お迎えする前にしっかりと知識を身に着けておき、彼らの健康管理をきちんと行うためのグッズやこまめな健康診断を受ける必要があります。
そこで、今回はインコやオウムをお迎えする前に最低限用意しておきたい健康管理グッズをご紹介したいと思います。
インコやオウムをお迎えする準備「最低限必要な健康管理グッズ」
インコやオウムは種類によって生息地が異なります。そのため、乾燥地帯に住む鳥たちは乾燥した環境を好みますが、熱帯降雨林地帯に住む鳥たちはジメッとした環境を好みます。そのため、貴方がこれから飼養したい飼鳥によって乾燥させたりジメッとさせたりと生息地域になるべく近い状態に近付けることが重要になります。また、中には日照時間の長さが影響する種もおりますので、飼養前にしっかり知識を付けておきましょう。
では、インコやオウムをお迎えするにあたり、必要最低限の健康管理グッズをご紹介します。
保温グッズ
ほとんどのインコやオウムは、平均気温17度から30度ほどの環境で生活しています。そのため、日本で飼養する際は保温グッズが必要となります。
保温不足になると、インコやオウムたちは体調を崩し、病気にかかりやすくなるため、必ず1つは購入しておきましょう。
価格はピンからキリまでありますが、鳥専門の医師の意見を参考に開発された「More Style 飼鳥専用恒温保温ケースCURE」82,080円(税込)がオススメです。高額の値段ではありますが、スペースを取らず、ケージを丸ごと保温状態に保つことが出来る画期的なグッズですので、初めてインコやオウムを飼養する方にオススメです。
また、温度管理グッズとして人気の高い「GEX タイマーサーモ」は誤差範囲が非常に低く、電子式で設定された温度を保ってくれるので、温度維持が必要なヒナや病鳥がいるご家庭でも安心して外出や睡眠を取ることが出来ます。価格は17,172円(税込)ですので、こちらの方が若干お求めやすいかと思います。
健康管理グッズ
インコやオウムは病を患っていても表面に現れず、我慢してしまう傾向があります。
そのため、病気の早期発見のために「愛鳥健康管理手帳」に飼鳥の微妙な変化などを記しておくと獣医師の方も診断に時間をかけることなく、スムーズに対処してくれるようになります。
また、インコやオウムは常に清潔な環境で飼養する必要があります。そのため、低刺激の「マルカン ペット用ウェットティッシュ」で汚れた足を優しく拭いてあげたり、ケージや遊び道具のお掃除などに最適です。掃除がしにくい止まり木や床網、トレーなどは先端が曲線になっている「ナチュラルペットフーズ 小鳥かごのそうじやさん」がオススメです。
インコやオウムの臭いが気になるという方は、無農薬で栽培された国産大豆の抽出物から作られたペット専用除菌・消臭スプレー「メディマル ソイッククリアーボトル(鳥用)」がオススメです。このスプレーは医療機関でも使用されており、安心かつ安全の商品として人気があります。
他にも小型の飼鳥専用の爪切りや小鳥用健康焼砂、水浴び用の飼鳥用お風呂なども必要に応じて購入しましょう。
インコやオウムの健康管理は安易なものではありません。いくら保温グッズや健康管理グッズを用意しても、体調不良になる飼鳥も多くいます。そのため、1年に最低でも2回は信頼できる動物病院や鳥類専門の獣医師のもとへ赴き、健康診断をするようにしましょう。
健康診断にかかる費用は高額ですので、健康診断を受ける日までに貯金をし、ちょっとでも異常が見られた場合はその日の内に専門機関で診てもらうようにしてください。
決して素人判断で診断を下さないようにしましょう。それがインコやオウムに対する責任ではないでしょうか。