コザクラインコはセキセイインコやオカメインコと放鳥しても大丈夫?

コザクラインコやボタンインコなどのオウム目インコ科ボタンインコ属に分類されるコンパニオンバードたちは、パートナーを見つけると生涯夫婦として寄り添って暮らすと言われており、海外では“いつまでも仲の良い夫婦でいられますように”という想いを込めて新婚さんや両親へプレゼントすることもあるそうです。

そんな明るくて社交的な愛情深い性格の持ち主であるコザクラインコやボタンインコたちですが、実際にお迎えした飼い主さんたちは、「気性が荒い」「凶暴」「神経質でストレスに弱い」といった一面もあると話しています。

特に気を付けなければならないのが、既に犬や猫、ウサギなどのペットを飼われている方やセキセイインコやオカメインコといったコザクラインコよりも小さいまたは大人しい性格のコンパニオンバードを飼育している方が、ラブバードをお迎えする場合です。

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コザクラインコはその他の鳥動物と相性が悪い!?

“愛”のために生きるコザクラインコやボタンインコなどのラブバードたちは、パートナーと認めた相手に対して一途な愛情をたっぷり注ぎ、いつでもどこでもべったりしてくるとっても愛らしい性格のコンパニオンバードですが、その性格が災いし、その他の鳥動物と相性が悪いと言われています。
なぜ、ラブバードたちはその他の鳥動物と相性が悪いのでしょうか。

コザクラインコやボタンインコなどのラブバードは、基本的に明るくて社交的で愛情深い性格だと思われがちですが、自己主張がはっきりしており、神経質でストレスに弱く、縄張り意識の強い個体が多いため、嫌いな相手が近くにいると中型インコ並みの破壊力を持つ嘴などで攻撃を繰り出し、最悪の場合、相手の鳥動物が死んでしまうこともあります。

特にコザクラインコやボタンインコよりも体の小さなセキセイインコやおっとりとした穏和な性格のオカメインコなど他の種類のインコやオウムと同じケージ内で飼育するのはラブバードにとっても、セキセイインコやオカメインコにとっても不幸なことですので、既にその他のコンパニオンバードを飼われている飼い主さんはラブバード専用にケージをもう1つ購入することをオススメします。

また、コザクラインコ同士やボタンインコ同士ならば同じケージ内で飼うことができると思われがちですが、いくら同種の鳥類であっても、気に入らないと感じた時点で殺し合いの喧嘩を始めたり、一方的に攻撃を仕掛けて相手を殺してしまうこともあります。

ラブバードをつがいでお迎えする際は、お互いの相性の良さを確認してからお迎えするようにしましょう。

コザクラインコやボタンインコを放鳥する際の注意点

コザクラインコやボタンインコなどのラブバードをお迎えする際、既に犬や猫、ウサギなどのペットを飼われている方やセキセイインコやオカメインコといったコザクラインコよりも体が小さい鳥類やおっとりとした性格の鳥類を飼っている場合、放鳥する際はどのような点に気を付けたら良いのでしょうか。

野生のラブバードたちは、つがい単位で行動するため、20羽から80羽ほどの小さな群れをたくさん作って生活しています。

そのため、縄張り意識が非常に高く、気に入らない相手が近くにいると排除しようと動きますので、彼らと仲の良いインコならば同時に放鳥しても問題ありませんが、喧嘩ばかりしているもしくはコザクラインコやボタンインコに追いかけられていじめられているなどが見られる場合は同時に放鳥せず、時間を空けて放鳥してください。

もし、昼行性のウサギやリス、モルモットなどの草食動物を飼っている場合、同じ昼行性のコザクラインコやボタンインコと同室で飼育することが可能ですが、夜行性のハムスターなどはお互いにストレスを与え合う間柄となりますので、別々のお部屋で飼育するようにします。

昼行性の草食動物のいるお部屋で彼らを放鳥させる際は、事故などを防ぐために目を離さないようしっかり観察していてください。

よくyoutubeなどでコザクラインコやボタンインコなどのラブバードが、犬や猫と仲良くしている動画を見かけますが、あのような関係になることは稀ですので、安易な考えで同じお部屋で飼うのは避けましょう。

いくら温厚な犬や猫であっても、とっさの防衛反応からコザクラインコやボタンインコが大怪我を負ってしまう可能性があります。

ラブバードたちは気に入らない相手と判断すれば、自分よりも体の大きな動物であっても容赦なく攻撃を繰り出すと言われています。

ラブバードをお迎えする際は、相性の良い同種のインコ同士を同居させるようにし、肉食動物・草食動物・習性や体格が異なる鳥動物などとは一緒に飼わないように心掛けましょう。

今回はコザクラインコとその他の鳥動物との相性について、セキセイインコやオカメインコなどコザクラインコより小さい又大人しい種類の鳥と一緒に飼育する場合の注意をご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

コザクラインコやボタンインコなどのラブバードは、そのふっくらとした丸みを帯びた体型とカラフルで美しい羽色、真ん丸な瞳に京人形のようなはんなりとした愛らしさに魅了され、安易な考えでお迎えしてしまう方も多いですが、自己主張がはっきりしており、神経質でストレスに弱い一面があるということも踏まえたうえで、彼らをお迎えするかどうかを決めるようにしてください。

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