健康なセキセイインコの選び方|セキセイインコの飼い方

健康なセキセイインコの選び方~成鳥とヒナを選ぶ際のメリット&デメリット~

ケージの配置場所や最低限必要な物品も買い揃えたら、いよいよセキセイインコをお迎えすることになります。

しかし、飼鳥を販売している業者の方々の中には心無い悪徳業者もたくさん存在します。

そのため、健康状態の思わしくない個体もたくさん販売されており、お迎えした数日後に亡くなったり、重大な病を抱えている個体をお迎えしてしまったりといった方々も大勢いらっしゃいます。

そこで、今回は悪徳業者に引っかからないための健康なセキセイインコの選び方をご紹介します。

スポンサーリンク

健康なセキセイインコの選び方「成鳥を選ぶ際のメリット&デメリット」

健康なセキセイインコの選び方ですが、ヒナと成鳥では選び方のポイントが異なります。
先ずは、成鳥のセキセイインコを選ぶ際のメリット・デメリットをご紹介します。

その前に、ペットショップやブリーダーからセキセイインコの成鳥をお迎えする際に健康なのかどうかを見極めるポイントをご紹介します。

1.目の周りやお尻が汚れていないかどうか
2.足の指が開き過ぎていないかどうか。
3.鳴き声は弱々しくないか。
4.ペットショップの店員さんやブリーダーの方にセキセイインコに関する優れた知識があるかどうか。

最低限これらはチェックしておくとお迎えしてすぐに無くなってしまうという可能性を低くすることが出来ます。

セキセイインコを成鳥でお迎えする際、人懐っこくて休日は一緒に遊びたいのか、はたまた言葉を覚えさせて会話を楽しみたいのかによって選び方が変わってきます。

セキセイインコの中で比較的人に懐きやすいと言われているのがメスです。しかし、言葉を覚えさせたいという場合はオスの方がオススメです。飼い主の方がセキセイインコとどのように生活したいのかによってお迎えしたい個体を選択しましょう。

成鳥をお迎えする際のデメリットですが、既に成鳥のため、元々手乗りだった個体ならば適切な飼い方と対処を行うことで貴方に懐くようになります。しかし、懐きにくくなってしまった成鳥を再び手乗りにするためにはとても大変なことなので、少しずつ距離を縮めてゆく必要があります。
また、成鳥の場合、なかなか言葉を覚えないという可能性があります。ヒナから育てた場合と成鳥から育てた場合では雲泥の差があります。もちろん根気よく覚えさせることで短い単語は覚えることが出来るかもしれませんが、とても苦労します。

では、成鳥から飼い始めるメリットとは、何が挙げられるのでしょうか。1つは美しい容姿と囀りで飼い主の心を癒してくれます。現在セキセイインコには様々な色彩と模様を持つ種類が多いので、成鳥のセキセイインコを複数飼養し、羽色を愉しむ愛鳥家もいらっしゃいます。

健康なセキセイインコの選び方「ヒナを選ぶ際のメリット&デメリット」

セキセイインコを手乗りにしたいという方は、セキセイインコのヒナから育てることをオススメします。ヒナはペットショップやブリーダー、セキセイインコを番で飼養している知人などからお迎えする方法があります。

ヒナをお迎えする際、貴方がお迎えしたい羽色を持つ個体を選択しても構いませんが、ここは健康に育ち、手乗りとしての才能を持つ個体を選ぶべきではないでしょうか。

ヒナを選ぶ際のポイントは、生後15日から20日ほどの羽が生え揃う前が最も手乗りになりやすい時期だと言われています。もし、手乗りで言葉も覚えさせたいという方は、ヒナから少し離れた場所に手を置き、いち早く貴方の指や手に近付いてくる個体がオススメです。もし、触れられないという状態の場合は目を合わせた際に近寄ってくる個体もオススメです。

では、健康なヒナを見分けるポイントをご紹介します。
1.元気に活動しているか。
2.餌をたくさん食べているか。
3.お尻付近がフンで汚れていないか。
※ヒナの間はお尻付近がふっくらしています。その理由は、フンが溜まっているからです。数日経過すると健康な個体ならば凹みますのでご安心ください。
4.脚や嘴、爪に異常は見られないか。
※嘴の歪みやろう膜のかたちなどもチェックしましょう。
5.脚の指や爪が左右4本ずつあり、足の裏が綺麗なX型をしているか。
6.眠っているときは正常に呼吸を行っているか。
※口を開けている、音が鳴るなどは病気のサインです。
7.くしゃみをしていないか。
8.羽を膨らませていないか。
9.下痢をしていないか。
10.フンをする際、お尻を振ってしていないか。

特に活発に動き回り、餌をたっぷり食べ、ずっしりと重たくて羽が美しく揃っており、目がパッチリ開いて、目やにが付いていないなど身体の至る部分をしっかりチェックしましょう。

ヒナを選ぶ際のメリット・デメリットですが、ヒナの間は雌雄の判断が難しいと言います。そして、なにより生育がとても大変だということです。ヒナの間は室温や湿度を常に均一に保つ必要がありますし、ちょっとした変化に気が付かないと動物病院へ搬送した際は既に手遅れの状態まで来ており、手の施しようがなく、亡くなってしまうといったケースも初めて飼鳥を飼養される方に多いお話です。

ヒナを育てるメリットは、やはり懐きやすく、言葉を覚えやすいという点です。ヒナの中には水槽内の稈をくわえて、楽しく遊ぶ元気な個体もいます。こうした個体はとても賢くて活発な子に育つため、成鳥になるのが楽しみになります。

セキセイインコの寿命は平均10年前後です。成鳥もヒナも共に1つの生命ですので、お迎えした成鳥が残りの余生を充実した時間になるよう、配慮する必要がありますし、ヒナから生育を始めた際も、責任を持って彼らが天命を全うできるまでしっかりお世話をする決意が必要となります。これからお迎えする飼い主の方々は、ヒトとして責任ある行動をお取りください。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする