オカメインコ身体の仕組み|骨格と羽毛|オカメインコの飼い方

皆さんはオカメインコの体長や体重をご存知ですか?

オカメインコの体長はおよそ30cmから35cm、体重は80gから110gとヒインコやオキナインコなどと同じ中型の鳥類に属します。

オカメインコも他の鳥類同様、飛行を可能にするための大胸筋が大きく発達しており、その筋肉を支えるための竜骨突起という骨格を有しています。
ほとんどの骨は中空と呼ばれる細い柱が無数に集まって構成されており、とても頑丈に作られています。

翼部分は、とっても精巧にできており、風を切り、空気を後方に押し出す場合は羽をぴたりとくっつけて強力な推進力を生み出し、羽を前に戻す際は羽と羽の間に隙間を作り、空気抵抗を減少させているのです。

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羽毛の役割と脂粉

尾羽は着地時に落下速度を低下させるためのパラシュートのような役割を果たしており、1つでも欠けてしまうと正常な飛行が行えなくなってしまいます。

また、飛行中は膨大なエネルギーを使用するため、彼らの身体を覆っている羽毛はとても重要になります。

羽毛には体温調節を行う役割があり、オカメインコをはじめ、地球に存在する全ての鳥たちは緊急時に即飛び立てるように常にウォーミングアップを終えた状態となっており、彼らの平均体温はおよそ40度から42度とヒトよりも高くなっています。

そのため、平均体温の高い鳥たちがワニやトカゲ、ヘビのように身体全体が鱗で覆われてしまうと、飛行中に生じるエネルギーが外部に放出されず、オーバーヒートを引き起こしてしまいます。それを予防するため、鳥たちは保温と冷却を行うことができる羽毛が必要となるのです。

オカメインコやキバタン、タイハクオウムなどの白色オウムは「脂粉(しふん)」と呼ばれるおしろいのような白い粉を出すことが分かっています。
脂粉は若い羽毛を包み込んでいるケラチン物質であり、ヒトでいうと「フケ」のようなものです。脂粉は、別名「粉羽(こなう)」や「粉綿羽(こなめんう)」と呼ばれており、羽毛の防水や汚れ防止、羽毛間の接着などに効果があるのではないかと言われていますが、明確な意図は未だに判明していません。
ですが、脂粉が落ちることによって通常の綿羽になると言われているので、彼らにとってはとても重要な意味を持つものであることは明らかです。

今回はオカメインコの身体の仕組み「骨格と羽毛」についてご説明させて頂きました。
オカメインコの身体の特徴でもある脂粉は、彼らが健康である証でもあるので、健康管理を行う上ではとても重要になります。ですが、脂粉によってケージなどが汚れるため、1日1回は必ず掃除を行うようにし、脂粉によるアレルギー発症や鳥たちの健康を維持するために努めましょう。

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