ラブバードの一種であるボタンインコについてご紹介します。
〇分類：オウム目インコ科ボタンインコ属
〇体長：14cm前後
〇体重：40～50g前後(体格により適正体重は増減します)
〇価格：彩色及び品種などによって異なるが、最低で8,000円から、最高で30,000円前後となっています。 ※ 詳しい価格は購入希望の販売店にてご確認ください。
野生での生活
ボタンインコ属に属する鳥類は全てアフリカ大陸を生息地域としていますが、カルカヤインコがアフリカ大陸の南東方、インド洋西部に位置する大島・マダガスカル島に生息している以外はアフリカ大陸で生活しています。しかし、ボタンインコ属に属する全ての種が同じ生息域で生存しておりません。
今回ご紹介するボタンインコは、アフリカ大陸南部のタンザニアや東部のザンビア、北西部のモザンビーク、北部のローデシアを中心に生息しています。
ボタンインコはアフリカ大陸に生息しているため寒さに弱い傾向にあります。ボタンインコたちは朝餌を探しに行き、最も暑さの厳しくなる日中は羽繕いや木陰で休息を取り、日が陰ってくる頃になると水を飲んだり、水浴びをしたり楽しみます。また、夕食のために食事に出掛けるものもいます。日没後、ボタンインコたちは集まり、騒がしく鳴きながらねぐらに戻って就寝します。ボタンインコは枯れ木の穴や枝の亀裂などに葉を用いて巣を作ります。巣の位置は野生動物に襲われないよう、地上から2mから15mの高さに作り、1月から4月、6月から7月の年に2度繁殖期を迎えます。
ボタンインコの性格と特徴
ボタンインコ属は全9種から成り立っています。下記にボタンインコ属(基亜種含む)をまとめておきましたのでご覧ください。
・ カルカヤインコ
・ ルリゴシボタンインコ
・ ボタンインコ
・ クロボタンインコ
・ キエリクロボタンインコ
・ コハナインコ
・ コザクラインコ
・ ワカクサインコ
・ ハツハナインコ
ボタンインコ・ルリゴシボタンインコ・クロボタンインコの3種を除く個体は雌雄に大きな差はございません。そのため、雌雄の判別が難しいと言われています。
ボタンインコはオスの方がメスよりもやや嘴が大きくなっており、オスの頭頂部は丸みを帯びており、メスは扁平になっています。しかし、一見見ただけでは判別することは難しいので、専門の方に判断してもらうことをオススメします。
ボタンインコ・ルルゴシボタンインコ・クロボタンインコ・キエリクロボタンインコの4種は目の周囲が白くなっているのが特徴です。