ヒインコの性格や寿命と価格|ヒインコの飼い方

情熱的な真っ赤なボディと、それに見合った好奇心旺盛な性格が魅力のヒインコについてご紹介します。

分類:ヒインコ科ヒインコ属
体長:15cmから32cmほど
体重:150g前後(体格により適正体重は増減します)
価格:5万前後
寿命:20年から25年ほど

野生での生活

ヒインコとは、小型から中型のインコで樹上生活に適応した種を表します。
主に東南アジアや太平洋に在るハワイ・イースター島・ニュージーランドを頂点とする三角形に含まれる島々の総称であるポリネシア、セレベスとニューギニアとの間に点在するハルマヘラ・モロタイなどの島々の総称であるモルッカ諸島にオーストラリアなど様々な地域に広く分布しています。そして、ほとんどの品種がとても鮮明な色彩の羽毛を身に纏っています。

野生のヒインコは花の蜜や柔らかいフルーツを摂取しており、5,000種を超える花やフルーツを食べていると言われています。
ヒインコはこれらの食べ物を摂取するために舌を長く進化させ、さらに舌の先端が細かなブラシのようになっており、器用に動かして食べ物を口に運びます。
また、翼や尾羽は先が細く尖っているので、素早い動作と巧みな飛行を行うことが出来ます。

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ヒインコの性格と特徴

ヒインコといえば、ローリーとロリキートという名称が使い分けられていますが、この2つの意味をここで分かりやすく解説致します。

・ローリーとは、尾羽が短くて背が低く、ずんぐりした体型を表しています。
・ロリキートとは、尾羽が長く、小柄な体型を表します。

ヒインコはとても元気で生き生きとしており、人懐っこいため飼鳥として人気を集めています。日本国内でも18世紀頃に海外からやってきたという記録が残っており、「諸鳥万益集」にも登場しています。
ヒインコの良いところは、物おじせず好奇心が旺盛で陽気な性格なところです。そのため、ヒトと触れ合ったことのない成鳥を購入してもヒトに懐いてくれるので、ヒナから育てるのが難しいという方にもオススメです。ですが、やはり知識を付けて、ヒナから育てた方が成鳥から飼養するよりも懐くので出来る限りヒナから育てるようにしましょう。

ヒインコは仰向けに寝転がったり、ヒトの言葉や動作に応じてダンスをしたりとヒトを楽しませてくれる天才です。その愛嬌とコミカルな動きは多くの人々の心を魅了します。

しかし、ヒインコにはある欠点があります。それは、他のインコとは異なる馴れ方だということです。ヒインコはヒトが大好きなので、絆を育み、気を許した相手には常にべったりとくっついていたいという衝動に駆られるらしく、さらに落ち着きがなくなるので、常に動き回り、ときに噛みつき、ときにイタズラをするなど構って光線を出してきます。
名前を呼ぶと、パッと飛んできて本来なら嫌がる翼を掴もうが尻尾からぶら下げようが、大好きなパートナーが触れてくれるとあって、小さな身体で喜びを大きく表現します。その姿を見て心がキュンとなる方も少なくありません。

美しい容姿と賢さを兼ね揃えたヒインコは、現在コンパニオンバードとしてじわじわと人気を集めています。鳴き声は金属音のような甲高い声で連続的に鳴くので、マンションやアパートにお住いの方は避けた方が良いでしょう。ヒインコを大人しくした鳥がヨウムですので、マンションやアパートにお住いの方はヒインコではなく、ヨウムを購入することをオススメします。

ヒインコは物怖じしない性格ゆえ、自身よりも身体の大きな鳥類にも喧嘩を挑みます。ですので、ヒインコを使用する際は複数で使用するのは避けましょう。また、愛玩動物として浸透しきれていないので、餌や飼養方法、医学的な情報が極端に少ないのがデメリットとなっています。特に病気などにかかってしまった際は、近所の動物病院ではなかなか対応してくれないケースもございます。
ヒインコを購入する際は、しっかりと知識を身に着け、熟練の医師が在籍している動物病院を見つけておくことが大切です。

ヒインコは雌雄の区別が付きにくいため、性別にこだわりたい方は専門の方に相談してから購入するようにしましょう。

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