キバタンの性格や寿命と価格|キバタンの飼い方

分類:オウム科オウム属
体長:46cmから50cmほど
体重:800g前後(体格により適正体重は増減します)
価格:アルーキバタン30万円以上/アオメキバタン45万円から50万円ほど/ホンキバタン50万円前後※年齢などによって価格が大きく変化しますので、お近くのペットショップなどでご確認ください。
寿命:40年から50年ほど
※適切な飼養によって最大70年生存することも確認されています。

野生での生活

キバタンはオーストラリア及びパプアニューギニアとその近辺にて生息が確認されています。鳥類大国オーストラリアでは、アイアンレンジ山脈を越えたあたりに在るファー・ノース・クイーズランドからスノウイーマウンテンの一部にかけて気候に左右されることなく幅広い範囲で分布しています。
さらに、アデレードや南オーストラリア州の南部まで生息域を拡大しており、西オーストラリア州の州都・パース付近へ移動してやってきたと言われています。現在では、マレー半島の最南端に在るシンガポールにまで移入しております。

キバタンなどの鳥類は毒性のある食べ物を摂取した際、粘土質の土を食べる土食を行う習性があることで知られています。

キバタンはオーストラリアをはじめ、世界各国で愛玩鳥としてたいへん人気の高い鳥類ですが、野生のキバタンは穀倉地帯を荒らす害鳥として忌み嫌われています。しかし、オーストラリア連邦法規によって保護されているため、駆除するには政府の許可が必要となっています。
さらに、キバタンは穀倉地帯を荒らすだけではなく、ヒトが大切に育てた果樹や家屋の羽目板、庭に配置されている家具類、樹木など木材が使用された建築物を荒らすことでも有名です。

キバタンの雌雄の区別はとても簡単でオスは漆黒の目をしており、メスは赤または茶色の目をしています。
キバタンをはじめオウム科の鳥類はとても大きな声で鳴くのですが、キバタンの声は自身が生活をしている森林地帯ではなんと森の端っこまで聞こえるほど大きな鳴き声を持っているそうです。

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キバタンの性格と特徴

キバタンは、とても賢くて好奇心旺盛な鳥類です。そのため、記憶力や表現力に優れており、ヒトに馴れるのも早いのでコンパニオンバードとして飼養する方も大勢いらっしゃいます。

しかし、寂しがり屋な一面もあり、首元を触ってほしいと近寄ってきたり、もっと遊んでとおねだりしてくることも多々あります。そのため、キバタン中心の生活になるため、仕事で忙しい方やこれからご家族が増える方はキバタンの購入は避けた方が良いでしょう。

キバタンの雪のような純白の羽毛と王冠のような冠羽に目を奪われる方も大勢いらっしゃいますが、とてもよく似たコバタンやコキサカオウム、オオバタンなどが存在します。本当によく似ていますが、全くの別種ですので、購入の際はお間違えの無いようにお気を付けください。

現在キバタンの中でもオーストラリアキバタンやホクゴウキバタン、アオメキバタン、アールーキバタン、オオアオメキバタンなど複数の亜種に分けられており、種類によって性格が異なりますので、ご自身の生活リズムに合ったキバタンを購入するようにしましょう。

キバタンは先ほどもご説明しましたが、本当に大きな声で鳴きます。そのため、マンションやアパートにお住いの方は万全の防音対策を取る必要があります。また、嘴の破壊力は凄まじいのでとても頑丈な鳥籠を用意する必要があります。

キバタンはとても聡明で繊細な鳥類です。犬や猫などに負けず劣らずの愛嬌を持っておりますので、購入希望の方は、事前にキバタンの知識を身に付け、いつでもキバタンを迎えることが出来る環境作りが整ったら購入するようにしましょう。

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